私は高校を卒業してから約10年間、地元・函館のコンビニエンスストアで働いていました。もともと人と接する仕事に面白さを感じていましたが、レジカウンター越しだけではなくもっといろんな形でお客様に関わりたいと、転職を考え始めました。もともと、一緒に働いている人からも「飯島君はホテルの仕事が向いているんじゃない？」と言われたりもしていましたしね。
そしてハローワークに通い始めてしばらくして紹介されたのが、紋別プリンスホテルでした。
函館出張に来ていた林社長に面接していただいたのですが、転居を伴う転職ということもあり、家族としっかり話ができるまで返事を待ってくれたり、入社が決まってから社長自らが紋別市内を案内してくれ、住むところ紹介してくれたりと、その心遣いにすっかり虜になりました。この人の下なら安心して働ける、ぜひ力になりたいと思いました。

私が担当しているのは、フロント業務。ご来訪いただいたお客様が、このホテルで最初に接するスタッフということになります。私の応対次第で、そのお客様にとっての紋別プリンスホテルの印象が良くも悪くもなってしまうことがあるので、とても重要な仕事だと緊張感を持って取り組んでいます。
私は入社してまもなく丸7年を迎えますが、入社してすぐにフロント担当となり、その後レストランでホールとキッチンも経験して、またフロント業務に就いています。ですから、広い視野を持ってお客様の問い合わせにお答えしたり、お客様の要望や事情を察してより最適なご提案ができると思っています。

私たちフロントスタッフの主な仕事は、お客様をお迎えすることとお見送りをすること。チェックイン時よりもチェックアウト時の方がよい表情を見せていただけるよう、ホテルの全スタッフがホスピタリティを尽くしています。
帰り際に「おいしい食事をありがとう」「スタッフがいい人ばかりで過ごしやすかったよ」など、笑顔でお褒めの言葉をいただくことも多く、そのたびにこの仕事をしていてよかったという想いに満たされます。
そんな言葉をかけてくださったお客様が再び来られたり、その後も繰り返しご利用いただけたりすると、さらに大きな喜びを感じますね。

この仕事の難しいところでもあり、だからこそ面白いところでもあるのですが、同じサービスをご提供しても、それを喜んでくれるお客様と快く思われないお客様がおられます。一人ひとりのお客様をどれだけ正しく深く理解できるか、そして最適な対応ができるか。まだまだ勉強と経験が必要です。
また、コロナ禍を経て徐々に海外からのお客様も再び増えつつあります。そのお客様の国の言葉が話せなくても、気持ちを読み取り伝えるようになりたいとも思っています。もっともっといろんな国に紋別プリンスホテルのファンを増やしたいですね。

紋別プリンスホテルのいいところは、自分らしさを出して仕事ができるところだと思います。先ほども述べましたが、いろんなお客様がいらっしゃるので、決まりきったマニュアルどおりの仕事をしていればいいというわけにはいきません。ホテルの正解をお客様に押し付けるのではなく、お客様とっての正解を見つけ出すことが大切なのです。
この仕事にただひとつ必要なのは「人が好き」ということ。それさえあれば、経験も年齢も関係ありません。あなたらしく活躍できる場所だと思いますよ。